表題番号:1996A-269 日付:2002/02/25
研究課題健康管理を目的としたマルチメディア時代の生体情報計測・通信システムの基礎研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学部 教授 庄子 習一
研究成果概要
 本研究では、マルチメディア時代の情報通信網を利用した健康管理を目的とする生体情報計測・通信システムの実現を目指しその基礎研究を行った。まず、心電計測用マイクロシステムについては直接体を流れる微弱電気信号を伝送に用い手首などに装着できる小型中継器を介して送信する新しいテレメトリシステムの試作した。また、それをもとにシステムの改良を行い、雑音を低減でき良好な心電位波形計測が行えるようになった。また、通信の多重化についても検討し、多数のセンサを用いたマルチセンシングの可能性を確かめた。カプセル型マイクロシステムについてはシリコンを基板とした電界効果型トランジスタイオンセンサ、ピエゾ抵抗型圧力センサ、ダイオード型温度センサを一体化したマルチセンサを用いたシステムの設計・試作し、特性を評価した.従来のカプセル型システムに比べ大幅に小型化が可能であるという知見を得た。