表題番号:1996A-020 日付:2002/02/25
研究課題法的観点から見た「先物市場の構造と機能」
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学部 教授 尾崎 安央
研究成果概要
 本研究では旧取引法時代を中心に清算取引・先物取引がなされていた取引所自体の役割や意義等を研究した。当時は、株式会社形態をとる取引所が大半であり、一面で営利性を追求せざるをえなかった点などが今日の会員組織形態しか認めない法制度と大きく異なっており、そのことがかえって、とりわけ清算時を中心とした取引所の役割や諸制度のありかたを考える有意義な視点を提供してくれた。本研究は、さらに取引所集中原則の法的意義、一括清算など商品取引員倒産をめぐる最近の問題点とのすりあわせなど多くの未消化の課題を抱えているが、一応の成果として、はできるだけ早い時期に公表する予定である。