表題番号:1995C-011 日付:2002/02/25
研究課題Work with Display Units'97 Tokyo
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学部 教授 野呂 影勇
研究成果概要
 Work with Display Units(WWDU) '97 Tokyoは、ディスプレイを中心としたさまざまな話題を取り上げる国際会議であり、今回は早稲田大学野呂影勇教授を大会長として、1997年11月3日~5日の日程で会議を行う。この国際会議は、人間とディスプレイの関係について、関連技術(ハードとソフト)担当者、健康と医学関係者、装置使用者などが、一同に会して問題の検討と将来のよりよい人間とディスプレイの在り方を考えることが、目的であり、今回は「ディスプレイについての<現在と未来>の課題」および「人間工学と労働衛生・生理、眼科学からの解決」と題した2つのセッションを企画した。この2つのセッションにおいてアブストラクトを受け付け、アブストラクトはデジタルデータとして保存・データベース化を行った。また、委員によるそれらの審査を行った。そして、WWDU '97 Tokyoにおいて、研究成果はユーザにフィードバックするべきだとの考えから、無料の一般公開のフォーラムを企画した。具体的には、VDT作業にふさわしいオフィスの椅子についての知識と椅子の調節方についての「座フォーラム」と、各種ディスプレイとその正しい使い方についての「視フォーラム」の2つを予定しており、関連企業の協力を要請し、現在交渉中である。
 会議の企画委員会では、プログラム委員会、組織委員会、渉外委員会を設けた。プログラム委員会では、図説ガイドブックや学術論文誌の発行に関して、出版社との連絡などを行った。組織委員会では、各委員の総括を行い、月に1回は大会長および各委員長を交えた打ち合わせを行った。渉外委員会では、アブストラクト受け付けおよび各参加者への連絡などを行った。
 また、ウィーン工科大学でのオーストリア人間工学会、アーヘン工科大学でのInternational WWDU-Gropuの会議、スウェーデンでの国際労働衛生会議(ICOH)、アメリカでのODAM'96などに委員が参加し、WWDU '97 Tokyoを運営する上での参考にすると共に、広報活動も行ってきた。