表題番号:1995C-007 日付:2004/11/06
研究課題光屈折効果に関する国際会議
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学部 教授 上江洲 由晃
(連携研究者) 理工学部 教授 大頭 仁
(連携研究者) 理工学部 教授 小松 進一
(連携研究者) 理工学部 教授 加藤 勇
(連携研究者) 理工学部 教授 宗田 孝之
(連携研究者) 東京大学生産研究所 教授 黒田 和男
(連携研究者) 電気通信大学 教授 富田 康生
(連携研究者) ウクライナ科学アカデミー 教授 S.Odoulov
研究成果概要
 光屈折効果はレーザー光自身が媒質の屈折率を変化させる現象であり、光伝送、画像処理、波面修復、高密度記録などの先端技術サイドから注目を集めている。一方、この効果が示す、低い注入エネルギーで発現するさまざまな光学非線形性のため、基礎科学においても重要な分野となっている。このような背景にたって、1987年より5回の国際会議が2年ごとに米国、欧州で交互に開催され,1997年で第6回を迎える。年々参加者、参加国数が増加しており、この分野の研究の重要性が認識されてきている。そこで1995年にアメリカで開かれた会議に引き続き、この分野の日本の活動の中心の一つである早稲田大学が主催し、早稲田大学における基礎・応用分野の研究者が協力して、アジアでの最初の会議を開催する。アメリカで開催された第5回会議の国際諮問委員会の席上、上江洲はこの会議を早稲田大学で開催することを提案した。その後の国内の議論により、早稲田大学ではこの分野で世界的に活躍している著名な研究者に十分時間をかけて、基礎から最先端の仕事を講演してもらうInvitational Symposiumにすることが決定され、また国際諮問委員会でも承認された。この結果、アメリカのカルフォルニア工科大学のAmnon Yariv教授を含めた14名の招待講演者を決定した。国別にはアメリカ7名、フランス1名、英国1名、ドイツ1名、ウクライナ1名、中国1名、台湾1名、日本1名である。この会議の準備のため、上記国際諮問委員会、組織委員会(委員長、大頭仁早大教授)、プログラム委員会(委員長黒田和男、東大教授)、実行委員会(委員長、上江洲由晃早大教授)を発足させ開催の準備を行ってきた。またウクライナで行なわれた第4回会議の主催者であるProf.S.Odoulvを日本に招聘して意見を聞いた。会議は1997年6月9日と10日の両日、早稲田大学井深大記念ホールで行なわれる。15ケ国から約200名の参加が見込まれる。