表題番号:1995A-014 日付:2002/02/25
研究課題ヒトノゲム解析と法的諸問題
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学部 教授 浦川 道太郎
研究成果概要
本特定課題研究は,最近著しい発展を遂げている遺伝子工学が社会に与える影響を検討し,その健全な進展を図るために必要とされる法的な規制について考察を加えようとするものであった。
課題研究の過程で,諸外国とわが国の関係資料を多く収集することができ,また,後述するシンポジウムを通して特にEC関係の情報を多く蓄積することができた。
なお,本課題研究の成果の一部は,1995年6月29日~30日にドイツ連邦共和国のボン市に所在する早稲田大学ヨーロッパセンターで開催された国際シンポジウム「遺伝子と生理学」で「日本における遺伝子解析の法的問題」と題して発表した。
本課題研究は,当初の目的に示したように,今後のわが国における遺伝子工学の法的な規制の在り方を研究する基礎をなすものである。したがって,今後は,本課題研究を通して収集した資料を整理し,また,シンポジウムを通して拡がった研究者のネットワークを活用して,遺伝子工学に関する理想的な規制の在り方について具体的な提言をしていきたいと考えている。