表題番号:1995A-006 日付:2002/02/25
研究課題二重性の研究-貨幣と言語を手掛かりとして
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 政治経済学部 教授 原 章二
研究成果概要
今年度は,これまで研究して得た成果のまとめに終始した。二重性についてこれまで発表してきたものを,新たな資料とつき合わせ,考え直し,書き直し,それを『《類似》の哲学』(第1部:オリジナルとコピー,第2部:類似と二重性。筑摩書房,1996年3月20日刊)としてまとめた。著者の専門である美学領域での二重性の研究は,ほぼこれで尽したと思うが,それを更に貨幣と言語の関連性においても考えようとする計画は,上述の書を参照していただけば分かるように,足固めは出来たと信ずるものの,更に今後の検討に委ねられる。