抗がん剤の罪

2022-1020-05
研究者名
研究者情報 伊藤 悦朗 教授
所属
教育・総合科学学術院 教育学部
キーワード

背景

◆ なぜがんは治らないのか?抗がん剤治療に問題はないのか?  
◆ がん細胞から放出される小さな小胞(エクソソーム)が、がんを悪性化させる可能性がある?
◆ エクソソームの中の極微量のタンパク質の測定は難しい。

シーズ概要

◆ 核酸は誰でも測定できる。しかし、本当に知りたいのは機能する極微量のタンパク質のはず。
◆ 超高感度ELISA 法を適用して悪性化要因のタンパク質を検出する。

優位性

◆ 少量のエクソソームに含まれる極微量のGRP78タンパク質を超高感度で検出できる。
◆ 抗がん剤投与後に分泌されるGRP78を多く含むエクソソームはがん細胞を悪性化させてしまう。  
◆ 抗がん剤の功罪をエクソソーム中のGRP78の検出で判断できる。 

応用・展開

◆ 薬物の有効性を調べられる薬剤スクリーニング法として汎用性が高い。 
◆ キット化することで普及が見込める。 

資料

  • 伊藤先生_抗がん剤の罪.pdf

他のシーズ

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掲載日: 2022/10/20