痛みの緩和と脳内変化

2021-0921-01
研究者名
研究者情報 伊藤 悦朗 教授
所属
教育・総合科学学術院 教育学部
キーワード

背景

◆ 原因不明の慢性痛に対して、薬物治療には限界があり、代替医療が求められている。  
◆ 我々はこれまでに、ピラミッド状の突起が付いたパッチを貼付することで痛みの除去に成功している。
◆ その痛み除去の際に脳内のどの領域の活性が変化するのかを近赤外線分光法(NIRS)で調べ、逆
    にその活性を積極的に変化させることで痛み緩和が導けるのでは無いかという仮説を立てた。

シーズ概要

◆ 痛み緩和時に左の背外側前頭前野(lDLPFC)で血流量の低下が認められた。 
  すなわち活性が落ちていた。      

優位性

◆ もし積極的にlDLPFCの活性を下げることができれば、あまり効果が期待できない薬物治療から抜け出せる。すなわち副作用も抑えられ、かつ医療費の削減にも直結する。   

応用・展開

◆ 積極的にlDLPFCの活性を下げる刺激は何か?
◆ 医薬品事業への展開。
◆ 心理学との協同。

資料

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掲載日: 2021/10/08