電気による新たな海中無線通信の開発

2020-0131-03
研究者名
研究者情報 川原田 洋 教授
所属
理工学術院 基幹理工学部
専門分野
電子・電気材料工学
キーワード

背景

◆ 学術:宇宙と並び未知な深海の探索
◆ 資源:海底に埋蔵 ➡ 水中ロボットによる開拓
◆ 情報通信:水中IoTの構築
  (津波、水温、塩濃度、pH等のモニタリング)

シーズ概要

◆ 海水の導電性を利用した電気通信  
◆ 送信側:金属電極
    ⇔ 受信側:液体中で動作するトランジスタ型センサ
◆ 金属電極に矩形波の電圧を印加 ➡ 受信側にパルス波が伝搬

優位性

◆ イオン伝導を用いる ➡ 伝達スピードが速い、等方的に伝搬  
◆ 送信側、受信側ともに小型かつ省電力
◆ トランジスタにダイヤモンドを用いる ➡ 海水中で安定動作

応用・展開

◆ 資源開拓:水中ロボットの制御   (世界市場規模:2023年に約12億ドルの予測※1)
◆ 娯楽:マリンスポーツ、ダイバー間通信
◆ 生態系:海洋環境の保全、漁業の発展

資料

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他のシーズ

  • ダイヤモンド半導体を用いた高信頼性電力素子
  • ナノダイヤモンドp型透明電極
  • ダイヤモンド基板上の垂直配向グラファイト層
  • 多結晶ダイヤモンド上のパワーMOSFET(ダイヤモンド電界効果トランジスタ及びその製造方法)
  • 海水のイオン導電性を利用した海中無線通信 ~海水管,漁業用いけす内のワイヤレスリアルタイムモニタリングが可能に~
  • 多結晶ダイヤモンド上のパワーMOSFET(ダイヤモンド電界効果トランジスタ及びその製造方法)
  • 電力素子
  • トランジスタの製造方法及びセンサ素子
  • ノーマリオフ動作ダイヤモンド電力素子及びこれを用いたインバータ
  • ダイヤモンド電界効果トランジスタ及びその製造方法
掲載日: 2020/02/06