早い!簡単!正確!オンリーワンの診断を目指して
2019-1021-01
- 研究者名
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研究者情報 伊藤 悦朗 教授
- 所属
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教育・総合科学学術院 教育学部
- キーワード
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背景
◆ 一般的にはPCR法が確定診断法だと見なされているが、生菌にも死菌にも核酸は存在する。さらには、仮に核酸が存在しても、タンパク質に翻訳されているのかは疑問である。すなわち、理想的な診断法は、核酸では無くて、タンパク質の検出に注目すべきである。
◆ 一方、極微量のタンパク質を、短時間で容易に正確に再現良く検出できる方法はほとんどなく、この検出方法の開発が急務となっている。
◆ 一方、極微量のタンパク質を、短時間で容易に正確に再現良く検出できる方法はほとんどなく、この検出方法の開発が急務となっている。
シーズ概要
◆ タンパク質そのものは増幅ができないので、得られてくるシグナルを増幅することが必要となる。そこで我々は、サンドイッチELISA法にチオ‐NADサイクリング法を組み合わせた極微量タンパク質の検出方法の開発に成功した。
優位性
◆ 我々の方法を用いると10-20 moles/assayの超高感度でタンパク質が検出可能であり、かつその検出時間は数十分である。この検出感度は通常のELISA法の1000倍以上である。
応用・展開
◆ 特異的な抗体さえあれば、各種の細菌やウイルス検出に高い汎用性がある。
◆ 様々な感染症の新規診断方法として有用であるのみならず、がんマーカー検出にも有用である。
◆ 食品の細菌・ウイルスの混入チェックにも応用可能である。
◆ 【測定例】感染症:HIV-1 p24、結核菌
◆ 【測定例】生活習慣病:アディポネクチン, インスリン
◆ 様々な感染症の新規診断方法として有用であるのみならず、がんマーカー検出にも有用である。
◆ 食品の細菌・ウイルスの混入チェックにも応用可能である。
◆ 【測定例】感染症:HIV-1 p24、結核菌
◆ 【測定例】生活習慣病:アディポネクチン, インスリン
他のシーズ
- COVID-19の超高感度抗原検査
- 痛みの緩和と脳内変化
- 抗がん剤の罪
- タンパク質の極微量定量法の検査への応用
- 株式会社BioPhenoMA 早稲田大学から新規ベンチャーがスタート!
掲載日:
2019/10/21