酵素反応と化学反応を組み合わせたアミド合成法

2018-1123-06
研究者名
研究者情報 木野 邦器 教授
所属
理工学術院 先進理工学部 応用化学科
専門分野
機能生物化学
キーワード

背景

◆ アミド化合物は様々な産業で広く利用される重要な物質 
◆ 化学合成法は多段階反応で、精製、廃棄物の問題も
◆ 酵素合成法で合成可能なアミドの種類は限定的

シーズ概要

◆ 酵素反応と化学反応をハイブリッドさせた画期的なアミド合成法
 ❏ 酵素反応:活性化酵素による基質のカルボン酸の活性化
 ❏ 化学反応:求核置換反応によるアミド結合形成

優位性

◆ 保護・脱保護が不要、縮合剤も有機溶媒も不要、一段階反応で合成可能
◆ 特別な装置も不要、常温・常圧の温和な条件で合成可能
◆ 合成可能なアミドの種類が飛躍的に増加

応用・展開

◆ アミド化合物全般:医薬品・医薬品前駆体・化成品
◆ ジペプチド:機能性食品・医薬品原料・機能性素材
◆ 脂肪酸アミド:界面活性剤

資料

他のシーズ

  • 高収率なヒドロキシアスパラギン酸の合成と抗腫瘍剤への応用
  • 2-ナフトエ酸の酵素水酸化による白色発光
  • ペプチドからヘキサペプチドまでを自由に合成する手法
  • 機能性ペプチドの合成法
  • 油脂分解性微生物及びそれを用いた油脂含有廃水の処理方法
掲載日: 2018/11/23