3重らせんペプチドに基づいた人工コラーゲン様マテリアルの開発

2018-0927-02
研究者名
研究者情報 小出 隆規 教授
所属
理工学術院
専門分野
構造生物化学,創薬化学,生体分子化学
キーワード

背景

◆ 家畜由来コラーゲンに代わる新規バイオマテリアルの開発
◆ 天然コラーゲンがもつ生体適合性、高分子物性と生物活性を付与
◆ 医療用材料として利用可能な形状への加工

シーズ概要

◆ 化学合成したペプチドをクロスリンクすることで高分子化
◆ 天然コラーゲン由来の生物活性配列を組み込む
◆ ゲルを乾燥・再水和することで透明な膜に加工

優位性

◆ 安全なものを安定に供給できる
◆ 天然コラーゲンの生物活性から所望の活性のみを引き出せる
◆ 用途に合わせて様々な形状に成型できる

応用・展開

◆ 幹細胞を含む、in vitro細胞培養基材
◆ 医療用デバイス
   眼科:人工角膜や網膜損傷被覆材として
   その他、皮膚科、整形外科、循環器領域への応用可能性

資料

  • 図1. コラーゲン様3重らせんペプチドの重合ゲル
  • 図2. インテグリン結合配列の導入による細胞接着活性の付与
  • 図3. インテグリンおよび硫酸化多糖結合配列の導入による神経突起伸長促進
  • 図4. 透明な膜への加工例:乾燥ペプチド薄膜(左)と水和膜(右)

他のシーズ

  • コラーゲンを基盤とした創薬
  • コラーゲンを用いる新規DDS
  • 新規の抗菌性ペプチド
  • コラーゲン様構造を有する重合ペプチド及びゲル
  • ゆるんだコラーゲンを標的としたセラノスティクス
掲載日: 2018/09/27