細胞機能を自在に制御・改変する技術 ~Nano-heaterによる細胞熱力学エンジニアリング~
2018-0927-01
- 研究者名
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研究者情報 新井 敏 次席研究員 (当時)
- 所属
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理工学術院 理工学術院総合研究所
- キーワード
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背景
◆ 細胞は、化学反応や柔らかい生体高分子など、温度変化に影響を受けやすい要素に溢れている。
もし、細胞内の狙った小器官や分子に選択的に熱ストレスを加えることができたなら、熱力学の法則の視点に立つ普遍性の高い細胞機能の制御・改変のための手法を確立できるに違いない。
シーズ概要
◆ 細胞内の「Heat Spot」の温度をリアルタイムで計測しながら、リモート制御でナノ・マイクロスケールの空間に熱的なストレスを加えることができる独自の技術(Nano Heater)。
優位性
◆ 従来の改変技術は、細胞機能のオン/オフがメイン。本手法は、機能の適切なチューニングが可能。
◆ 動物、植物など種を超えて適用できる波及効果の高い普遍的な方法論。
◆ 遺伝子工学を用いない安全性の高い手法。
応用・展開
◆ がん治療に限らない次世代の細胞温熱療法(医療)
◆ 生物工学プロセスにおける革新:微生物機能の劇的な改変,制御(食品、化学)
◆ 1細胞解析のための要素技術(1細胞温度センサー、加温システム)の提供(ヘルスケア、診断)
◆ 生物工学プロセスにおける革新:微生物機能の劇的な改変,制御(食品、化学)
◆ 1細胞解析のための要素技術(1細胞温度センサー、加温システム)の提供(ヘルスケア、診断)
掲載日:
2018/09/27