熱処理による金属材料の疲労き裂治癒

2017-0223-07
研究者名
研究者情報 細井 厚志 教授
所属
理工学術院 基幹理工学部
専門分野
機械材料・材料力学
キーワード

背景

◆ インフラ構造物の老朽化による破壊事故
◆ 機械・構造物の破壊原因の約8割が疲労破壊

シーズ概要

◆ き裂先端近傍では約90%の疲労き裂治癒を実現
◆ 約75%の静的引張強度の回復を実現
◆ 真空加熱による酸化膜除去及び塑性誘起き裂閉口、原子拡散による疲労き裂治癒

優位性

◆ 真空炉で加熱するだけで容易に疲労き裂を治癒 
◆ 機械・構造物の長期信頼性及び耐久性の向上
◆ 修理・廃棄の間隔を延伸させライフサイクルコストを削減

応用・展開

◆ 橋梁などの構造部材へのメンテナンス
◆ エンジン部材のような高付加価値製品の修理

資料

  • 疲労き裂治癒メカニズム概略図

共同研究者

藤田 耕平 , 川田 宏之 教授 (理工学術院 基幹理工学部)

他のシーズ

  • 高機能化CNT細線の開発
  • 3Dナノ構造界面を有する異種材直接接合
  • 3Dナノ界面を有する異種材料接合技術
  • 異種接合材の純モード 層間破壊靱性評価試験法の開発
  • 3Dナノ界面を有する異種材料接合技術
  • 3Dナノ構造界面を有する異種材直接接合
  • 異種接合材の純モード  層間破壊靱性評価試験法の開発
掲載日: 2017/02/23