創薬・診断のためのオンチップ臓器モデル技術

2016-1024-02
研究者名
安田 賢二 教授
所属
理工学術院 先進理工学部
キーワード

背景

◆ 創薬・診断分野ではヒトiPS細胞の出現で、よりin vivo 計測に近いin vitro 計測系(quasi-in vivo)の実用化が期待されている。

シーズ概要

◆ 細胞精製・3次元細胞ネットワーク配置・非侵襲1細胞計測技術を組み合わせたオンチップ臓器モデル技術は従来の分子生物学的計測手法では計測できなかった細胞集団のダイナミクス解析を可能にした。

優位性

◆ 細胞間伝導の変化、細胞の集団化による薬剤応答の変化、異種細胞の連携の効果など従来のin vitro では計測できなかった視点からの計測が可能となり偽陰性、偽陽性の可能性を排除することが可能である。

応用・展開

◆ ヒト分化細胞精製セルソーター
◆ 心毒性評価システム、神経網機能(LTP)評価システム

資料

  • 図1 オンチップ臓器モデル技術のストラテジー
  • 図2 3次元細胞集団配置と3つの1細胞レベル解析技術(細胞電位情報・力学情報・分泌物情報)を組み合わせた細胞集団のダイナミクス計測[オンチップ細胞ネットワーク培養計測技術]。
掲載日: 2016/10/24