培養細胞を用いた高効率スクリーニング系

2015-1022-02
研究者名
研究者情報 仙波 憲太郎 教授
所属
理工学術院 先進理工学部
キーワード

背景

我々は数千遺伝子の個別評価による新規癌遺伝子の同定を目的として、乳腺由来細胞株等を用いた in vitro 及び in vivo の多様な遺伝子機能アッセイ系を開発してきた。 これらの手法は、多検体の迅速な解析が必要となる他分野への応用も可能であり、評価・探索に要する時間及びコストを大幅に縮小できる。

シーズ概要

・培養細胞株に評価対象遺伝子をレトロウイルスにより導入した後、様々な培養環境(増殖因子の有無、培養基質等)における細胞の挙動を観察することにより、細胞増殖・細胞運動(遊走、浸潤)・癌化などのアッセイを行う。
・従来大きな培養面積を必要としていたアッセイについて、96wellプレートを用いた条件最適化に成功した。

優位性

・多彩な培養細胞評価系
・多検体の迅速・安価な評価が可能

応用・展開

・薬剤・化合物の評価及び探索
・薬剤感受性遺伝子のスクリーニング
・細胞培養基質、培地の開発

資料

  • 培養細胞を用いた多彩なアッセイ系の構築:In vitro アッセイはすべて96-wellプレートでの培養に最適化しており、ハイスループット・ローコストな解析が可能となっている。目的に応じて最適な細胞株を用いることができる。

他のシーズ

  • 高感度トラップ法によるレポーター細胞作製技術
掲載日: 2015/10/23