スポーツスキルの解析

2013-0130-11
研究者名
研究者情報 彼末 一之 教授 (当時)
所属
スポーツ科学学術院 スポーツ科学部
専門分野
スポーツ科学,環境生理学（含体力医学・栄養生理学）,神経生理学・神経科学一般
キーワード
スポーツ科学 、 神経科学 、 コーチング 、 スポーツバイオメカニクス 、 脳機能計測・非侵襲的脳活動計測

背景

スポーツにおけるコーチングは、多くが経験論に基づくものである。しかし、アスリートらの持つ技術への解析をヒントに、スキル向上の近道となる新しい練習方法を見出すことができる。それらの知見は、限られた時間の中でより効率的な練習を提案できると考えられる。

シーズ概要

バッティングやピッチングなどにおいて、フルボディモーションキャプチャやフォースプレート等を用いた身体的パフォーマンス、バットスイングやボール回転、手指運動や視覚認知運動の精密測定など多様な解析手法から、軌跡の再現性等に着目したスキル評価を行っている。

応用・展開

野球スキル向上のためのコーチングの効率化。野球チーム、フィットネスクラブとの連携。身体バランス・体重移動等を考慮したシューズ・スポーツ装具等の評価。リハビリや高齢者向けの応用展開も考えられる。

優位性

アスリートの競技データに基づいたトップレベルのパフォーマンス改善手法の開発が可能な環境を有している。

提供目的

受託研究、共同研究、技術相談

備考

GCOEプログラム「アクティヴ・ライフを創出するスポーツ科学」（http://www.sport-sciences-gcoe-waseda.jp/）リーダー

資料

  • 図１　バットスイング計測実験の様子
  • 図２　バットスイング計測実験の様子2

関連論文

  • 1. T. Muraoka, Y. Ishida, T. Obu, L. Crawshaw, and K. Kanosue (2013) Ipsilateral wrist-ankle movements in the sagittal plane encoded in extrinsic reference frame. Neuroscience Research, in press.
  • 2. T. Higuchi, J. Morohoshi, T. Nagami, H. Nakata, and K. Kanosue (2013) Disturbance in hitting accuracy by professional and collegiate baseball players due to intentional change of target position. Perceptual & Motor Skills, in press.
  • 3. Nagami T, Morohoshi J, Higuchi T, Nakata H, Naito S, Kanosue K (2011) Spin on fastballs thrown by elite baseball pitchers. Med Sci Sports Exerc 43, 2321-2327.

他のシーズ

  • ボディ・イメージ研究に基づくコーチング技術、それらをいかしたスポーツ推進活動
掲載日: 2013/01/30