廃棄物最終処分場を対象とした、都市鉱山としての評価と探査・回収技術

2012-0619-03
研究者名
研究者情報 香村 一夫 教授 (当時)
所属
理工学術院 創造理工学部
専門分野
地球・資源システム工学,環境動態解析,環境技術・環境負荷軽減,地質学
キーワード
材料循環プロセス 、 環境地質 、 再資源化 、 電気探査(比抵抗法・IP法) 、 リサイクル

背景

地球上の金属資源は有限であり、消費・廃棄された資源を回収し、再利用することが重要である。リサイクル法施行前に埋め立てられた廃棄物最終処分場には多種の金属類が残存かつ濃集していることが推測される。

シーズ概要

最終処分場の埋立物に含まれる金属の種類・量およびその鉱物的な賦存形態の解明と、回収有望な金属類を特定する技術。電気探査を利用して、金属類が濃集するゾーンの推定が可能である。

応用・展開

ボーリング実施による実データとの比較検証と、回収に関する研究

優位性

非破壊かつピンポイントで、金属類が濃集しているゾーンを3次元探査することから、ボーリング調査等よりも探査コストが安価となり、金属類の掘削・回収も効率的となる。

提供目的

受託研究、共同研究

資料

  • 埋立層における金属類濃縮のイメージ
  • 最終処分場における電気探査結果

他のシーズ

  • 良質の地域土壌を用いた省エネ低コスト型の浄化材料開発
掲載日: 2012/06/19