森林の地球温暖化軽減機能の評価

2012-0315-01
研究者名
研究者情報 天野 正博 教授 (当時)
所属
人間科学学術院 人間科学部
キーワード
森林管理・政策 、 森林生態・保護・保全 、 地球温暖化

背景

地球温暖化の主な原因である温室効果ガスの排出は、石油・石炭などの化石燃料だけでなく、約2割は開発途上国の森林減少や森林劣化に起因している。森林減少・劣化に由来する排出の削減、森林生態系内の炭素蓄積の保全、持続可能な森林経営、森林炭素蓄積の強化を行うことが必要不可欠である。

シーズ概要

途上国で起きている森林の地球温暖化軽減機能の評価を行う。森林減少や森林劣化の原因、地球温暖化の影響を調査し、低炭素社会を目指すための対策についての分析を行う。

応用・展開

タイ、インドネシア、ラオス等の開発途上国での調査を行っており、他の地域の調査も可能である。成果は気候変動枠組み条約の交渉の場に反映させている。

優位性

森林減少や森林劣化の対策として、地域の住民に対する森林を管理するための教育が必要である。住民規模での地球温暖化軽減の研究、住民参加による森林保全の方策についても数多くの経験を持つ。

提供目的

受託研究、共同研究、技術相談

資料

  • モニタリング調査・手法
掲載日: 2012/03/15