粉体シミュレーションによる粉砕・物理選別技術の最適化

2011-0920-02
研究者名
研究者情報 所 千晴 教授
所属
理工学術院 創造理工学部
専門分野
環境技術・環境負荷軽減,地球・資源システム工学,エネルギー学,地球・資源システム工学
キーワード
環境技術・環境材料 、 リサイクル工学 、 エネルギー学 、 地球・資源システム工学 、 化工物性・移動操作・単位操作

背景

粉砕・物理選別技術は、環境浄化・資源循環における重要な単位操作の1つであるが、粉体の挙動が複雑であるため、統一した手法での設計や操作条件の決定が困難である。

シーズ概要

粉体シミュレーションの1種である離散要素法(Discrete Element Method, DEM)を用い、装置内の各粒子の位置や速度、および粒子間や粒子・壁面間の衝突エネルギーを詳細に把握することができる。

応用・展開

本手法は、粒子を対象としたあらゆる単位操作に応用が可能である。

優位性

粒子間の衝突計算の高速化にする新たなモデルを組み込むことにより、実機スケールでの解析を可能にしているほか、粉砕現象に特化した粒子破壊モデルを組み込んだシミュレーションツールも開発している。

提供目的

受託研究、共同研究、技術相談

資料

関連論文

  • 所千晴・岡屋克則・定木淳:“接触力予測法の適用による離散要素法の高速化”,粉体工学会誌, Vol.40, No.4, pp.236-245, 2003
  • C.Tokoro, T.Yamashita, H.Kubota and S.Owada:“Application of DEM Simulation to an Intensive Mixer, Resources Processing”, Resources Processing, Vol.56, No.3, pp113-119, 2009

他のシーズ

  • 環境浄化プロセスの高度化
  • 廃棄物からの有価物リサイクリングプロセスの構築
  • 細線を用いた電気パルス解体方法(手作業解体からの解放に向けて)
掲載日: 2011/09/20