非侵襲生体磁気計測を利用したマウスモデルとの比較によるヒトの心疾患の診断への応用
2011-0517-03
- 研究者名
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研究者情報 石山 敦士 教授 (当時)
- 所属
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理工学術院 先進理工学部
- 専門分野
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電力工学・電力変換・電気機器
- キーワード
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医用・生体画像 、 生体情報・計測 、 検査・診断システム 、 超伝導 、 疾患モデル
背景
遺伝的要因以外による心疾患は、診断の多くを心電図に頼ることになり、早期発見が難しい。
シーズ概要
生命科学的手法とSQUID※による測定を組み合わせることで、心疾患の早期発見に資する知見を提供できる。
心疾患、たとえば心筋梗塞モデルマウス(ノックアウトマウス)を作り、その誕生から心筋梗塞発現、死亡までの心磁図をSQUIDで計測することで、心筋梗塞時に心磁図にどのような変化があるかを知ることができる。また、当該モデルマウスの解剖結果と照らし合わせることで、疾患状態と心磁図との相関図を作ることができる。
※SQUID(超電導量子干渉素子):高感度磁気センサー。神経伝達(脳活動)や心筋の動きにより生じる微弱な磁場(脳磁図・心磁図)を計測できる。
心疾患、たとえば心筋梗塞モデルマウス(ノックアウトマウス)を作り、その誕生から心筋梗塞発現、死亡までの心磁図をSQUIDで計測することで、心筋梗塞時に心磁図にどのような変化があるかを知ることができる。また、当該モデルマウスの解剖結果と照らし合わせることで、疾患状態と心磁図との相関図を作ることができる。
※SQUID(超電導量子干渉素子):高感度磁気センサー。神経伝達(脳活動)や心筋の動きにより生じる微弱な磁場(脳磁図・心磁図)を計測できる。
応用・展開
正常なヒトとマウスとの心磁図の比較から、ヒトの心磁図の変化に対する疾患の進度を想定することができる。モデルマウスに対しての薬剤投与による心磁図の変化をみることで、投薬効果も測ることができるため、それらの心磁図の変化をヒトの心疾患診断・治療に相対的に応用することが可能である。
優位性
本シーズは小動物用のSQUID計測システム・計測プロトコル構築のノウハウを持っているという強みを持つ。
提供目的
受託研究、共同研究、技術相談
他のシーズ
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非侵襲計測・解析による胎教効果の検証
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非侵襲生体磁気計測によるマウスモデルの刺激(ニオイ)脳応答の可視化
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非侵襲生体磁気計測を利用したマウスモデルとの比較によるヒトの脳疾患診断への応用
掲載日:
2011/05/17