皮膚に優しいケミカル健康モニタ

2018-0927-07
研究者名
研究者情報 大橋 啓之 客員上級研究員 (当時)
所属
研究院(研究機関) ナノ理工学研究機構
専門分野
ナノマイクロシステム,リハビリテーション科学・福祉工学,知能ロボティクス,電子デバイス・電子機器
キーワード

背景

◆ 医学に基づいた健康管理には安価で使いやすいケミカルセンサが必要
◆ 長時間貼りつけるセンサは皮膚炎や違和感を生ずる場合がある(Fig.1)
◆ 電池や配線などのわずらわしい部材があると常時装着しづらい

シーズ概要

◆ 高分子ナノシートで超小型センサモジュールを皮膚に貼り付け(Fig.2(a))
◆ 量産に適したシリコンpH(イオン)センサチップと超小型参照電極(Fig.2(b))
◆ 近接通信(NFC)により電池なしでセンサを直接駆動(Fig.2(c))

優位性

◆ 生体適合性の高いナノシートは皮膚に優しく装着の違和感がない
◆ シリコンベースの低コスト部品のみでモジュールを構成
◆ スマートフォンによるセンサ駆動とデータ解析で操作が簡単

応用・展開

◆ 健康とスポーツのための皮膚pHと汗イオンのモニタ
◆ 食肉(熟成肉のpH)および動物の管理(Fig.3)
◆ 汗からのストレスマーカーの検出(将来技術: Fig.4)

資料

共同研究者

片岡 孝介 主任研究員 (当時) , 隼田 大輝 , 宮林 駿 , 佐藤 慎 , 黒岩 繁樹 主任研究員 (当時) , 多和田 雅師 主任研究員 , 岩田 浩康 教授 (理工学術院 創造理工学部) , 門間 聰之 教授 (理工学術院 先進理工学部) , 戸川 望 教授 (理工学術院) , 朝日 透 教授 (理工学術院) , 逢坂 哲彌 特任研究教授 (当時)

他のシーズ

  • 生体表皮における化学バランスのモニタ
  • 見えない物質から心のストレスを見る
  • ストレス物質モニター
  • 皮膚表面pHの測定法
  • 見えない物質から心のストレスを見る
掲載日: 2018/09/27