新規なプラズモンセンサ及びラマン分光法を用いた界面計測技術

2014-0122-02
研究者名
研究者情報 本間 敬之 教授
所属
理工学術院 先進理工学部 応用化学科
専門分野
ナノマイクロシステム,機能物性化学,電子デバイス・電子機器
キーワード

シーズ概要

・表面プラズモンセンサと表面増強ラマン散乱を応用したラマン分光法による界面計測技術
・新規なナノ構造の「反射型プラズモンセンサ」を開発
・測定物に対応した自由なセンサ部の設計が可能
・固液界面を深さ分解能0.1nm以下、非破壊での観察を実現

背景

・分析プローブが届かない界面は深さ方向の分析が困難
・測定機器が大型で操作が煩雑

優位性

・ナノスケールで埋もれた固液界面の分子状態を簡便に計測
・深さ分解能 0.1nm以下、現状の10倍以上の感度
・高精度、非破壊、安価、その場で観察可能

応用・展開

・測定可能対象-高密度光記録多層膜、磁気ディスク・半導体などの各種デバイス、Liイオン電池、燃料電池、生体反応、有機ガス(VOC、爆薬、麻薬など)検出など様々なもの

提供目的

受託研究、共同研究、技術相談

資料

  • 各種分析法との比較
  • 銅の反射型プラズモンセンサとヒドラジン水溶液の界面におけるスペクトル 銅表面からの距離0.5nm毎のスペクトルの変化が観察された。
  • 銀の反射型センサに吸着した濃度10ppbのメチルメルカプタンのスペクトル 揮発性有機化合物(VOC)ガスセンサとしての応用 極めて微量な有機ガスの検出が可能

他のシーズ

  • 自己組織化膜(SAM)を用いた電鋳技術
  • 「埋もれた界面」の計測技術 - SERSを用いたプラズモンセンサ及び測定システム
  • 「埋もれた界面」の計測技術 SERSを用いたプラズモンセンサ及び測定システム 
掲載日: 2014/01/23