微生物の新規分離培養法

2011-0915-03
研究者名
研究者情報 常田 聡 教授
所属
理工学術院
専門分野
生物機能・バイオプロセス,環境技術・環境負荷軽減,応用微生物学,細菌学(含真菌学)
キーワード
生物機能・バイオプロセス 、 環境技術・環境材料 、 生態・環境 、 生物多様性・分類 、 応用微生物学

背景

自然界の微生物はその99%以上が培養困難であるが、未知の有用な微生物が含まれていることがある。ウイルス耐性などの特性を持つ微生物をスクリーニングで特定するためには、効率的な培養法が必須である。

シーズ概要

環境中の有用微生物に対する新規のハイスループットin situ培養ツールおよび分離培養手法。土中や水中などに適用し、新規の菌を一度に多数獲得することが可能である。中空糸膜を介して外系との物質移動ができるため、自然環境下のまま分離培養を行うことができる。(図参照)

応用・展開

例えば農薬利用可能なウイルス耐性や窒素分解能など、特定の機能を持つ微生物をスクリーニングする際の培養法として利用する。

優位性

培養効率が高い: 従来の平板培養法の10倍を超える。ハイスループット操作が可能:1回の培養により1~10万株の微生物を獲得できる。

提供目的

受託研究、共同研究、技術相談

資料

関連特許

  • 出願番号2008-208790/公開番号2010-41967

他のシーズ

  • 慢性骨髄増殖性疾患の診断方法 ~JAK2遺伝子変異の定量解析方法~
  • 骨髄増殖性腫瘍の病態モニタリング
  • JAK2遺伝子の変異解析方法
掲載日: 2011/09/15